研究会の内容は、3ヶ月に1度のペースで発行される東洋経済新報社の「Think!」で連載されている「ニッポンを構想する」の中で発表されます。
講談社の「コナンドラム」に、本フォーラムの活動が紹介されました。
伊藤穰一 上杉隆 團紀彦 南場智子 西川伸一 茂木健一郎 山崎元 和田秀樹
これに対して、われわれ「日本構想フォーラム」は、“文化”ではなく“文明”からこの問題にアプローチすることを試みる。何故ならば、“文化”は地域的に、情緒的に、時代的に、まさに多様かつ個別的に成立するものであり、それらの一つ一つが固有の価値と意味を持つ。またそうした一つ一つの価値が厳然と認められるべきであるという多様性の尊重こそが文化的豊かさの根拠である。つまり、個別性/多様性こそが豊かな文化の本質であり、このことが豊かな社会の大前提として重要であることは間違いない。
しかし、こうした“文化”の側面から新しい価値と豊かさの方向性を追求することによって現代社会が辿り着いたのは、「あれも文化、これも文化。」「あれも価値があり、これも価値がある。」という価値体系の解体であった。 “文化”からアプローチし、多様性の尊重を追求することによって社会における価値体系を無数のピースに解体してしまったというこの結果は、方向性と確信が揺らいでいる社会の人々に豊かさと幸福感の根拠を提示することに失敗している。
即ち、情緒と感覚、地域と集団、時代と状況毎に多様に成立する“文化”は、その多様性が本質であるが故に、今日のような混迷と迷走の中で人々が途方に暮れている社会状況においては、人々の豊かさと幸福感に確固たる方向性を与えることは難しいとわれわれは考える。
第13回 2011年4月25日(月)19:00~21:00 ゲストスピーカー:西川 潔(ベンチャーキャピタリスト) テーマ:「ソーシャルメディアが巻き起こすネットベンチャーの第2波」