「日本構想フォーラム」は、1971年に創設された(財)政策科学研究所における「21世紀フォーラム(大石泰彦部会)」を前身としています。 豊かな社会実現のヴィジョンを提起することを目的とする「21世紀フォーラム」は波頭が座長となった2007年に「日本構想フォーラム」と改称され、2008年に(財)政策科学研究所が閉鎖された以降も活発な活動を続けています。 今日日本社会の様々な局面で従来型の社会のしくみの限界が露呈し閉塞状況にあります。「日本構想フォーラム」はこうした状況を超克し、豊かな社会を実現するためのヴィジョンと方法論を提起する活動を継続的に行っています。メンバーは、政治・経済・科学・医療・ビジネス等々の様々な分野の第一線の専門家を集め、それぞれの見地からの知見を提示し合う深い議論を通して、志の高いヴィジョンと実効性に富んだ施策を提起することを旨としています。
▼フォーラムの内容は、「NewsPicks」に紹介されています。
▼研究会の内容は、3ヶ月に1度のペースでPHP研究所の「Voice」で発表されます。
▼研究会の内容は、3ヶ月に1度のペースで発行される東洋経済新報社の 「Think!」(2015年秋号55号)まで連載「ニッポンを構想する」の中で発表されました。
▼講談社の「コナンドラム」に、本フォーラムの活動が紹介されました。
磯田道史伊藤穰一 上杉隆 島田雅彦 團紀彦 中島岳志 南場智子 西川伸一 茂木健一郎 山崎元
歴史学者MITメディアラボ所長 ジャーナリスト 小説家 建築家 評論家 株式会社ディー・エヌ・エー 取締役会長 NPO法人オール・アバウト・サイエンス・ジャパン(AASJ)代表 脳科学者 経済評論家
これに対して、われわれ「日本構想フォーラム」は、“文化”ではなく“文明”からこの問題にアプローチすることを試みる。何故ならば、“文化”は地域的に、情緒的に、時代的に、まさに多様かつ個別的に成立するものであり、それらの一つ一つが固有の価値と意味を持つ。またそうした一つ一つの価値が厳然と認められるべきであるという多様性の尊重こそが文化的豊かさの根拠である。つまり、個別性/多様性こそが豊かな文化の本質であり、このことが豊かな社会の大前提として重要であることは間違いない。
しかし、こうした“文化”の側面から新しい価値と豊かさの方向性を追求することによって現代社会が辿り着いたのは、「あれも文化、これも文化。」「あれも価値があり、これも価値がある。」という価値体系の解体であった。 “文化”からアプローチし、多様性の尊重を追求することによって社会における価値体系を無数のピースに解体してしまったというこの結果は、方向性と確信が揺らいでいる社会の人々に豊かさと幸福感の根拠を提示することに失敗している。
即ち、情緒と感覚、地域と集団、時代と状況毎に多様に成立する“文化”は、その多様性が本質であるが故に、今日のような混迷と迷走の中で人々が途方に暮れている社会状況においては、人々の豊かさと幸福感に確固たる方向性を与えることは難しいとわれわれは考える。
第13回 2011年4月25日(月)19:00~21:00 ゲストスピーカー:西川 潔(ベンチャーキャピタリスト) テーマ:「ソーシャルメディアが巻き起こすネットベンチャーの第2波」
第24回 2012年11月20日(火)19:00~21:00 ゲストスピーカー:鳩山 由紀夫(元内閣総理大臣) テーマ:「民主党の原点は友愛に有り」
第25回 2013年2月12日(火)19:00~21:00 ゲストスピーカー:中野 剛志(評論家) テーマ:「日本防衛論」
第26 回 2013年5月8日(水)19:00~21:00 ゲストスピーカー:小幡 績氏(慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授) テーマ:「NGOの社会的意義と課題」